クレイジー・リッチ・アジアンにでてくる真珠は?
全米で大ヒットした映画「クレイジー・リッチ・アジアン(邦題はクレイジー・リッチ)」。恋人がシンガポールの大富豪の跡取り息子だったという話です。
シンガポールの大富豪というのは、荒唐無稽というわけではないようで、作者の実体験に基づいているとのこと。
ちょうどGIGAZINEにこんな記事が。「資産50億円以上の「超富裕層」の世界分布状況はこんな感じ」
記事にあるグラフを見るとシンガポールには1400人の超富裕層がいるようです。(日本は9960人。)
wezzy サイトの映画『クレイジー・リッチ!』は「アジア人」の映画であって、婚活映画ではない!から引用。
あらすじ(ネタバレにならない程度に)
主人公のレイチェル・チュウは、中国からの移民である母親からニューヨークで生まれた中国系アメリカ人。父親は早くに亡くなったシングル・マザー家庭。懸命に働き続けた母親は、ニューヨーク大学の経済学教授となった娘のレイチェルが愛おしくも誇らしい。レイチェルにはニック・ヤンという名の恋人がいる。ニックは故郷シンガポールでのイトコの結婚式にレイチェルを招待し、家族に紹介したいと言う。生まれて初めてのアジア旅行に胸踊るレイチェル。だが、ニックには秘密があった。ニックは “クレイジー・リッチ”(大富豪)な一族の跡取り息子だったのだ。
日本公開は9月28日。私は9月頭のベトナム公開を楽しみにしていたのですが、ベトナムの上映は見送られたようです。ベトナムは共産党一党独裁の国ですから、アジア系大金持ちの映画はよろしくないのでしょう。
*追記 このブログ記事アップ後の9月14日から公開がはじまりました。
映画が見れなくなったので電子書籍を入手してみました。(*kindle unlimited対象本です。)
下巻巻末の解説を読むと高級ブランドが続々とでてくる。
当然私には馴染みのないブランド多数です。拾い読みするとローゼンタール氏のお店が、、ローゼンタール、私にとっては歴史上の宝石商の名前ですけど。こういう固有名詞がちりばめられてる模様。
で、真珠はどういう扱いをされているのだろうか?
出てくるシーンを引用します。
キャロル・タイ(億万長者の投資家の妻)の家で行われた聖書勉強会の場面。
自家製のよく冷えたボボチャチャ(訳注:ココナッツミルクを使ったシンガポール風のおしるこ。)を味わいながら、参加者全員でキャロルのタヒチ黒真珠コレクションを色や等級別に分類していた時、エレノアが嘆き始めた。
主人公の母親の友人キャロルはタヒチ黒真珠を大量にコレクションしているらしいことがわかります。
ヒロインのレイチェルが着ていく服を選んでいる場面。
ペク・リンの厳しい監督下で何度か着替えたレイチェルは、最初に彼女が着ようと思ったチョコレート色の麻ワンピースに落ち着いた。ノースリーブでフロント部分にボタンが並んだ長めのワンピースには、同素材のベルトがついている。かかとの低いサンダルを合わせ、ユニークなデザインの銀製ブレスレットと彼女が持っているたったひとつの高級ジュエリー──博士号取得のお祝いとして母親から贈られたミキモトの真珠ピアス──を身につけた。
母親から贈られた唯一の高級ジュエリーがミキモトの真珠ピアスという設定なのです。
ミキモトの真珠ピアスと対比されるのは、ニックの従妹が衝動的に買うジュエリーの描写。
今、大して好きでもない三十五万ドルのダイヤモンド指輪と、かなり気に入った二万八千ドルのブレスレット、そしてポカホンタスのアクセサリーにしか見えない七十八万四千ドルのイヤリングを買った──。こんなにいい気分になったのは、数週間ぶりだ。
ミキモトのピアスは、たぶん、1万ドルもしないでしょう。大富豪のクレイジーリッチぶりを表現していて面白いです。
本を読んでると高級ブランドの買い物話がこれでもかとばかりにでてきて、馴染みのない私にはちょっと入り込めないのですが、映像で見せる映画なら面白いにちがいありません。やはり映画見たいなあ。
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