真珠の品質基準
正しい品質基準を知ることが、真珠の選び方・購入への第一歩です。
購入のためのチェックポイント
真珠の品質基準6大要素
- 形
- 傷
- 色
- 光沢(照り)
- 巻き
- 連相
真円(丸)に近いものほど良いといわれています。
しかし、変形ならではの雰囲気も魅力的です。傷真珠を選ぶ際、2番めに大切な要素が傷です。
真珠が形成される上で多少の傷は自然にできる本物の証。
その中でも無傷、もしくはごく僅かしか傷が見受けられない真珠が良いといわれています。
念入りにチェックして、シミや傷の少ないものを選びましょう。
傷には大きく分けて2つあり、加工時に出来た傷と真珠が育つ間に出来た傷とがあります。
加工傷は、真珠もダイヤモンドや他の宝石のように、本来の美しさを引き出す加工をします。
これをエンハンスメント(加工)と言い、前処理や漂白、調色、研磨などの処理方法があります。
これらの処理の過程でできた傷を、加工傷と呼んでいます。
加工傷の形態は、ひび、割れ、剥れなど、いろいろあります。
次に後者の傷を「えくぼ」と呼び、これは本真珠の「証」とされています。
また、真珠をぐるっと一周するような溝を「サークル」と呼びます。
これらは貝の中で真珠が形成されるときに色々な要因でできるのものです。色好みは人により異なりますが、日本ではホワイト、ピンク、ブルーピンクなどのカラーが人気です。光沢(照り)真珠を選ぶ際、まず大切なのが光沢(照り)です。
表面の滑らかさ、真珠層の均一さ、含有する不純物の程度などで光沢(照り)に差がつきます。
光沢の深みは"巻き"とも密接な関係があり、"巻き"の暑いものほど光沢(照り)に深みがあります。
そして、真珠層の結晶構造が規則正しいものほど、より美しい光沢(照り)を見せます。
光沢(照り)のないものは避けたほうが無難です。巻き真珠の巻きとは真珠層の厚さのこと。
暑いものほど良質で、干渉色や耐久性の面からも重要な要素です。
巻は真珠の養殖期間とも関係があり、養殖期間が長いほど真円の真珠は難しくなりますが真珠層は厚くなります。連相ネックレスやブレスレットの場合は、個々の珠のごく僅かな色や大きさの違いを見極め、全体の調和を図ります。
また、ピアス・イヤリングのペア玉の形や色愛を高いレベルで仕上げます。
真珠は、同じ色、サイズ、光沢で揃っていることが大切です。
人的な技術要素も必須条件です。