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真珠の手入れ、保管方法、糸替えのタイミング

真珠の手入れのポイント、汚れがひどい場合の対処法、保管するときのポイント、糸替えのタイミングを解説しています。

真珠は他の宝石に比べれば軟らかく繊細ですが、本来は丈夫で長持ちします。
正しい取り扱い方法、手入れ保存方法を知っていれば半永久的にその光沢を保ちつづける事ができます。
まず、真珠の苦手なポイントを知りましょう。
真珠の主成分は、炭酸カルシウムなので、酸・アルカリ・熱などを嫌います。
真珠のモース硬度は、4度で、ルビー、サファイアの9度、水晶の7度などに比べればかなりやわらかい宝石ですので、金属や硬い石、ダイヤモンドや硬度の高い宝石に擦りつけないよう注意して下さい。
人の爪はモース硬度2.0ですので、爪で強く押してもキズはつくことはありません。
(※モース硬度とは「最も傷付きにくい=硬い」ダイヤモンドを10として位置づけをし、「数字が小さいほど傷付き易い=軟らかい」となります。)
真珠は何よりも繊細な宝石であることを覚えていてください。

『とにかく布で拭く』が基本

真珠お手入れクロス写真

真珠の手入れの基本は、とにかく拭くこと。
普段はこれで十分です。
真珠を身につけた場合、自分の汗や手のあぶらが付着します。
汗や手のあぶらなど皮膚分泌液は水分と油分からできており酸性を帯びています。
真珠の主成分である炭酸カルシウムは、汗や皮脂、化粧品などに含まれる酸や油分に弱いという性質を持っていますが、すぐに拭き取ればほとんど問題ありません。
「着用後は、必ず拭く」ことを習慣づければ、長い間安心して使えます。
また、食用のドレッシングなどの酸や果汁にも気をつけてください。
ヘアスプレー、香水、除光液などの化粧品は、真珠の美しさを損なう原因となりますので、真珠は化粧後に付けるよう習慣づけましょう。
使用する布は、パール・クリーニングクロスがあれば良いですが、柔らかく清潔なものなら何でもかまいません。
メガネ拭きなどに使われているポリエステルやナイロン製の布は、水と油を同時に吸い取ってしまう上、汚れたら洗濯も可能なので、真珠の手入れに最適といえるでしょう。

ひどい汚れは水洗い後、よく乾燥させる

乾燥地帯写真

真珠のジュエリーにひどい汚れ(果汁や酢などの酸性の強いものや、夏のひどい汗など)が付いてしまった時は、下記の順番で手入れして下さい。

  1. 綺麗な真水やぬるま湯ですすぐ。
  2. 柔らかい布で十分水気をとる。
  3. 自然乾燥させる。

汚れがこびり付いてしまっているような場合には、綿棒ややわらかい歯ブラシなどでブラッシングしてもかまいません。
「真珠は水洗いしてはいけない」と言う説もありますが、拭いただけでは取れないような汚れを放置しておくより、思い切って洗ってしまったほうが良いです。
大切なのは洗った後、よく拭いて乾燥させること。
濡れたままにしておくと、水が空気中も炭酸ガスを吸って弱酸性になり、真珠の表面を侵して艶が無くなってしまうことがあります。
また、浸け置き洗いも避けたほうがいいでしょう。
水道水のカルキ成分が真珠に害を与えたり、真珠を留めている接着剤が緩んだりすることもあります。
ネックレスの場合、水洗いをしてしまいますと糸が乾かず切れやすくなることがありますので下記の順番で手入れして下さい。

  1. 固めに絞った布で水拭きする。
  2. 乾いた布で乾拭きする。
  3. 自然乾燥させる。

保管は、乾燥・湿気・光を避ける

乾燥した大地の写真

真珠は極端な乾燥や湿気、乾燥と湿気の繰り返しを嫌います。
乾燥によって真珠の水分が失われると、真珠は収縮し枯れた状態になってしまい、次いで湿潤の際膨張し、真珠層に亀裂が入ってしまうことがあるからです。
乾燥を防ぐには火の側に真珠を置いたり、身につけたまま暖を取ったりしないことです。
冬場は特に空気が乾燥しますので、注意が必要です。
夏場の車の中など、高温の場所に放置しないで下さい。
また、紫外線によってカルシュウムの結晶をつなぐタンパク質が変質し、退色や変色を起こすこともあります。
保管の際は、太陽光や蛍光灯などの光を避け、ジュエリーボックスに「湿度調整剤」を入れておくとよいでしょう。
ジュエリーボックスとしては、桐箱が理想です。
桐は周りが乾燥すると、自分が持っている水分で乾燥化を防ぐ性質があり、また湿度が高くなると湿気を吸収し湿度の上昇を防いでくれます。
タンスにしまう場合は、防虫剤も避けて下さい。
また硬度が低いので、他のジュエリーと接しないよう、仕切りのついたジュエリーボックスなどに分けて保管してください。

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