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アコヤガイ大量死で日本の真珠養殖はどうなる?

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アコヤガイ大量死。

シニ(死滅貝)が多いと知人から話は聞いていました。が、聞いたときは昔よりも業者は減って過密な養殖しているわけでもないだろうし、ほんとに?と半信半疑でした。

三重県のニュースから。

三重・志摩市などでアコヤガイ大量死 真珠養殖に打撃

 真珠養殖が盛んな三重県志摩市の英虞湾などで、真珠の母貝となるアコヤガイが大量死し、養殖業者らに深刻な打撃を与えている。県水産研究所(志摩市)によると、貝殻の内部を覆う外套膜が縮んで死んでしまう現象だが、栗山功・主幹研究員(47)によると「原因も具体的な被害状況も把握できていない。疾病の可能性も視野に入れ、対策の手掛かりを調べる」と話した。(略) 生き残った母貝も真珠の品質に影響する恐れがあり、今冬の生産減に直結する。さらに、稚貝の突然死も多数見られ、来年以降の母貝不足の懸念から「休業せざるを得ない生産者が出るかもしれない」という。  鈴木英敬知事も2日の定例記者会見で「極めて重大に受け止めている」と危機感を示した。

「原因も具体的な被害状況も把握できていない」とはちょっと驚き。

愛媛でも大量死とのニュースがでています。

養殖アコヤガイが大量死、愛媛 真珠生産に懸念、原因調査

 国内最大のアコヤガイ真珠生産地、愛媛県の宇和海沿岸の宇和島市と愛南町で、養殖中のアコヤガ対策イが大量死していることが4日、県などへの取材で分かった。稚貝を中心に被害が広がっており、真珠生産への影響が懸念されている。県などは、水温の急激な変化、餌の減少などの環境変化や感染症を視野に、原因を調べている。(後略)

三重県のアコヤガイは愛媛県から買い付けているところが多いので、同時発生となると感染症なのかもしれません。

さて、20年ほど前にもアコヤガイの大量死がありました。この時も感染症が疑われながら、結局は原因不明(特定できず)のまま収束したと記憶してます。過去にアコヤガイ大量死の経験があるわけですから、今回は迅速に原因解明してほしいと思うのです。

そして、感染症に負けない丈夫なアコヤガイを育てるというのが前回の大量死問題の課題・対策でしたが、掛け声だけだったのか、、、。

今回のアコヤガイ大量斃死で真珠養殖を辞める人が多数でると予想します。真珠養殖業従事者の平均年齢は67歳あたりだった記憶があり、高齢者は廃業するタイミングでしょうね。

若い人は海外に目を向けてほしいです。もう日本にこだわらずに。

追記 長崎でも

長崎でもアコヤガイ被害

 国内有数のアコヤガイ真珠生産地の長崎県で、養殖中の稚貝などが多く死んでいることが5日、県への取材で分かった。同じく生産地として知られる愛媛県や三重県でも大量死が確認されている。原因は不明で、長崎県や養殖業者でつくる漁協が被害実態を調べる。

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