#真珠 鑑別会社の真珠の品質基準
花珠鑑別の話をしようと思いましたが、その大元の真珠の品質基準について。
真珠の品質基準は大きく分けて、
「色」、「てり」、「まき」、「きず」、「かたち」
の5つです。
(これに、サイズを加えて6大基準です。)
この5大基準は真珠を扱ってる”専門店”なら、どんなお店でも説明されていると思います。
(説明がないとすれば、知識がないのか、忙しいのか。実は専門でないのか。いずれかですね。)
パールミュージックなら真珠の買い方・選び方のというページ。(改訂予定)
真珠鑑定鑑別書を発行している、真珠科学研究所(www.sinjuken.co.jp/)の
小松博氏の論文(www.sinjuken.co.jp/archive/grade-1.pdf)にでてくるのが下の表。文字の青色は私がつけました。
上記の論文は「いかに真珠の品質の客観的評価が難しいか」という身も蓋もない内容だったりします。
以上のように品質を要素に分解しても十個をこえるのであるが、それら要素のでかたの程度がまた真珠一個ずつ違うわけであるからその複雑さは無限とでも言わねばならない程である。
(小松博)
真珠は一個一個が決して同じものはないんですね。
実際的に、客観的評価がいちばん難しい理由は「結晶板の厚さと配列」が
テリや色(干渉色)に大きく影響するからです。
真珠というのは結晶板が幾重にも重なり、その規則正しい配列が、美しい干渉色(1)と、てり(4)をつくり出しています。
単純に厚い(6)よりも、薄い結晶板が多く重なっている(7)ほうが価値があるかもしれません。
具体的には「巻き厚数値が低いがパリっとしたテリの綺麗な真珠」がある。つまり、巻き厚に品質は比例しないということです。
難しいでしょ!これでは機械で計れません。
そうそう。
真珠業者は仕入れにあたって、真珠を自分の目でみて品質を判断しています。
鉄則は自然光でみること。ライトの下では、美しい配列の結晶板による干渉色で真珠が輝いているのか、単純に外部の強い光のせいなのか、どちらかわからないからですね。
良い真珠は、こういう厳しい人間の目をくぐり抜けているんです。
実際の鑑別基準は(1)(4)(7)の要素をひっくるめて「光沢(てり)」とか「光輝」とすることが多いようですね。
さらに問題を複雑にすることがいまひとつある。それは真珠は宝石であるという特性である。宝石は美しさに最大の特徴があるのであるが、この美しさというのは、あるいは美しさを感ずるというのは人間の感性に属することがらである。ある色調が一人の人間にとって美しい色と感じても、別の人間にとっては嫌いな色と感ずることはざらにあることである。したがって美しさに客観性をもたせるということはある意味で不可能なことといえなくもない。いうなれば真珠というのは一種の芸術作品と似た扱いをしなければならないのである(小松博)
この文は深い。
流行を追わず、好きな色、好きな長さ、好きな真珠を買っていただきたいと思います。
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パールミュージックブログより転載