永遠の輝き、ダイアモンドのカラーとは?
一見して無色透明に見えるダイヤに隠された色とは。
女性の永遠の憧れ、ダイアモンド。
4月の誕生石としても知られ、ネックレスや婚約指輪など、様々な宝飾品に使われています。
石言葉は「純潔、清浄無垢、純愛、永遠の絆」。
婚約指輪としてダイアモンドを贈るのは「永遠の絆を結ぶ」という意味があるのです。
ダイアモンドの価値は米国宝石学会の品質評価国際基準である「4C」によって評価されます。
「4C」とは、Cut(カット:重さ)、Carat(カラット:重さ)
Color(カラー:色)、Clarity(クラリティ:透明度)のことです。
ダイアモンドは、無色透明であるほど価値が高いとされています。
カラーの評価はもっとも無色に近いグレードのものをD(カラーレス)とし、黄色みを帯びるほど、E、F〜Zまで分類されます。
ですが、石そのものの色の違いは専門家の鑑定をもってしても判別がとても難しいものです。
ダイアモンドそのものは光を発しているわけではなく、周囲の光を反射して輝いているように見えるので、
カットなど、4Cの他の要素が大きく関係してきます。
一般的な婚約指輪に使われることが多いのはブリリアントカットと呼ばれるもので、
光をもっとも効率良く反射するように工夫されたカットです。
また、ダイアモンド内部に含まれる微小な傷や内包物の有無によって透明度:クラリティが
変わってくると見え方も変わってきます。
ダイアモンドにはこれらを総合的に専門家が判断して鑑定書をつけることになっています。
無色透明であることが求められるダイアモンドですが、ピンクや緑などの色合いがかかったものも存在します。
これらはカラーダイアモンドと呼ばれています。
世界一硬い鉱物としても知られているダイアモンドですが、放射線など
結晶構造に何らかの影響を受けて色味を帯びるようになったと言われています。
天然のダイアモンドに人工的に色をつけたものも存在します。
ピンク、レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ブラックなど、ほぼ全色揃っています。