
ダイヤモンドとキュービックジルコニアとの決定的な違いは、その素材にあります。
ダイヤモンドは、炭素を素材とする結晶で、純粋なら無色透明ですが、微量の不純物元素を含んだり結晶構造が歪むことで、イエロー、ピンク、グリーンなどに着色することがあります。
キュービックジルコニア(CZ)は、ジルコニウムの酸化物であるジルコニア(二酸化ジルコニウム)に、イットリウムやカルシウムやマグネシウムなどの添加物を加えた人工石です。
わざと添加物を加えるのは、強度を高めるなどの物理的性質を改善するためです。
ダイヤとキュービックジルコニアとでは、物理的性質が似ていて、外見も区別が付きにくいほどですが、僅かに違いもあります。
屈折率はダイヤの方が僅かに高いです。
硬度もダイヤの方が僅かに高いです。
しかし、価格は大きく違っていて、言うまでもなくダイヤが高価です。
そのため、キュービックジルコニアは、ダイヤの代用品として宝飾品に使われて来ました。
ダイヤとキュービックジルコニアとを見分けるには、材質の違い、屈折率の違い、硬度の違い、この3点に着目することになります。
- 材質の違いを利用する判別法ですが、ダイヤモンドは熱伝導率がとても高いため、息を吹きかけて表面を曇らせてもすぐに透明に戻ります。
しかしキュービックジルコニアの場合は、なかなか曇りが消えません。
また、ブリリアンカットされた宝石のテーブル面(平坦面)に油性ペンで線を引くと、その油性インクを弾くのがキュービックジルコニアです。 - 屈折率を利用する判別法では、紙にペンで黒い線を引き、石で透かして線を見てみます。黒い線がかろうじて見えるのがキュービックジルコニアで、ダイヤなら光の屈折が強すぎで形らしいものが全く見えません。
- 硬度の違いを利用した判別法では、10倍以上の高倍率のルーペを用い、カットされてできるテーブル近辺の各頂点の鋭さを見て、硬度が高いために先端が鋭く尖るのがダイヤで、僅かに丸みを帯びるのがキュービックジルコニアと判定します。
一つの方法だけでは判定間違いも起きますので、複数の方法で確認すると良いでしょう。
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