日本の真珠の王様、「花珠」!
真珠には、ピンからキリまで様々なランクがあります。
出典:dovetokyo-パール資格検定専門学校より
真珠とはそもそも、貝の体内で作られる宝石のことを言いますが、宝石だから高いということはなく、大きさや形、つや、色などによって市場に出回らないものや安価なおもちゃのビーズに使用されるものもあれば、大量生産でコストを抑えているものなどもあります。
その中で、養殖のアコヤガイで作られるもののうち、6mm以上の大きさで、真ん丸であり、傷がなく、つやがあり、ほのかにピンクがかっていて、巻の厚い、などというすべての条件をクリアした非常に出現率の低いもののことを「花珠」と言うようになりました。
花珠は、あくまでも何の加工もされていない、貝から取り出したままの状態のものを指します。
「花珠」は「鼻珠」からきたと言われています。
出典:pearl-海からの贈り物より
しかしこれには諸説あり、漁師が乗る船の先端部分を「船の鼻」と言いますが、その細い鼻の先ほどしか取れない希少なものということで、この名前が付けられたという説や、数ある真珠の養殖業者の中で一番素晴らしいものを作ることを「鼻を取る」と言うことからこの名前になったという説など様々です。
ちなみにこの最高ランクの認定基準ですが、人間による目視での判断で、現在も決められています。