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10月の誕生石 古くから愛されてきたトルマリンの美しさと魅力

ネイティブアメリカンたちの間では、大自然のエネルギーが宿る「聖なるひらめきを与える石」として、様々な願いを込めて身につけられてきました。

10月の誕生石であるトルマリンは、ブラジルやアフリカ各地をはじめ、スリランカやアメリカ大陸各地など世界中で産出されています。
そのため人類にとって最も身近な宝石として、装飾や祈りの場に用いられてきました。
古代エジプトでは、虹の橋を渡って太陽まで旅をしたために不思議な色合いを持つようになったと伝えられ、トルマリンはその際に天上世界の知識と知恵を持つようになったと伝えられています。

ネイティブアメリカンたちの間では、大自然のエネルギーが宿る「聖なるひらめきを与える石」として、様々な願いを込めて身につけられてきました。
現代でもトルマリンは希望や潔白を意味する石として、多くの人に愛されています。

トルマリンは宝石の中でも多色で知られており、その内包する成分によって様々な種類が存在します。
中でもピンクから赤色に輝くルベライトは、入手のしやすさに加え美しい色目を持つことから特に人気が高いです。

トルマリンの中でも「パライバ・トルマリン」は大変珍重されています。
この宝石は1980年代後半にブラジル北東部にあるパライバ州の一部地域で産出されました。
他のトルマリンでは銅が着色剤となって発色することはありません。

しかし「パライバ・トルマリン」は多くの銅を内含し、加えてマンガンイオンを持つことによって、鮮やかなネオンブルーの色彩を生み出します。
その青色は独特の艶やかさと蛍光感を持っています。
なお、トルマリンは結晶が大きくなる過程で、元素の濃度変化や、鉱物などに入っている液体や小さな結晶であるインクルージョンの集まりによって、多様な種類を生み出す宝石です。
元素の濃度変化によって色彩がグラデーションを持ったものは、ウォーターメロンやバイカラーと呼ばれています。

これらは装飾品としてだけでなく、その外観を活かしたオブジェとして扱われることがあります。
また、結晶の長手方向にインクルージョンが密に集まって柄を形成したものはキャッツアイとして知られており、その美しさだけでなく魔除けのお守りとしても歴史的に珍重されてきました。

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