夏に真珠をつけない理由

夏に真珠をつけない理由

夏場は服装がシンプルになりがちなため、アクセサリーが活かしやすい時期でもあります。もちろん真珠のアクセもバッチリなのですが、真珠の性質上いくらか気をつけてほしいことがあります。

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この記事は約6分で読めます。

■ 夏に真珠はつけちゃだめ?



夏が近づくにつれ、服装は軽くシンプルになりがち。


そんなときにアクセサリーは大活躍。


もちろんパールアクセサリーも、一粒使いやサイズの小さな珠で爽やかに演出することができますね。


ただ、そんな真珠は汗や皮脂に弱く、ダメージを受けてしまう可能性も…。


となると真珠は夏につけてはいけないのでしょうか?


今回はそんなお悩みに答えていきたいと思います。



夏場の真珠の着用は気をつけて


夏に真珠をつけない理由があるとしたら、汗・皮脂による真珠の劣化の心配があることです。

皮脂や有機物が混じった汗に雑菌が取り付き繁殖し
酸性物質を放出することで、汗が酸性を帯びます。

その汗の酸によって真珠の主要成分である炭酸カルシウムが溶け、光沢が失われるなどの問題が。


■ 長く使いたいならお手入れは欠かさない


夏は汗をかきやすく雑菌の繁殖しやすい季節なので、危険度が高まります。

ただし、酸性に傾いた汗が真珠に
短時間触れただけで、急速に劣化するようなことはありません。

汗を拭かずに真珠を長期間保管した時、劣化が静かに少しずつ進行して行きます。

汗による真珠の劣化を防止するには、使用した直後に乾いた柔らかい布で
まだ濡れている汗や乾いた汗の痕跡を拭き取ることが大事です。

汗の量が特に多くて、乾いた布で拭くだけでは不安がある場合、
柔らかい布を水で濡らし固く搾ってから拭けば、有害な酸を完全除去できます。

使用する水は、ミネラルを含んでいる水道水より、不純物を含まない蒸留水の方が理想的

その後は、乾いた布で水分や皮脂を完全に拭き取ります。

水道水を用いる場合、乾くとミネラルだけが痕跡として残ることがあるので、
乾いた布で確実に水道水を拭い去ることが大切です。


■ どうしても汚れが取れないときは…


過去の手入れが不適切で、真珠の表面に問題が生じている場合、
真珠磨き専用クロスを用い、本来の光沢や色を蘇らせる方法もあります。

真珠磨き専用クロスは、微粒子研磨剤とワックスとを含ませた布です。

真珠は、薄い炭酸カルシウムの層が何重にも重なってできていますので、
表面の層だけこの研磨布で取り除くことで、新品同様の美しい輝きを取り戻せます。

ただし、研磨剤が含まれているため使いすぎには要注意!

かえってテリ( 真珠の輝き )が低下する原因にも。

いずれにせよ、汗ばむことが確実な夏は、真珠をつける機会を減らした方が良いでしょう。

ただし、あえて真珠をつける場合、多少面倒ではありますが、
上記の対処法を用いることで、安心して使用することができます。


まとめ


真珠は汗や皮脂に弱いため、夏の利用には適しません。

しかしながら、普段のお手入れがしっかり出来ていれば
珠の劣化を抑え、長くご愛用いただけます。

とにもかくにも日頃のメンテナンスが何より重要、
季節を問わず使った後は拭くということを徹底します。

シンプルなコーディネートに爽やかなアクセントを与えてくれる真珠。

しっかりお手入れして長く楽しめるようにしましょう。




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