
生まれ月の誕生石は、持っているだけでパワーが沸いたり、お守りのように感じる人も少なくないと思います。
そんな誕生石の中から、5月の誕生石、「ヒスイ」をご紹介します。
5月の誕生石としてふさわしい新緑を思わせる美しいグリーンが印象的なヒスイ。
しっとりとした気品のある輝きは、身につける人を爽やかに気高く印象つけてくれます。
ヒスイは漢字では「翡翠」と書きますね。
翡翠とはカワセミのことで、翡は雄のカワセミ、翠は雌のカワセミを指します。
カワセミは背中の羽色が美しく、光の当たり方により、青や緑に輝くことから「渓流の宝石」とも呼ばれています。
ヒスイの色がこの羽の美しい色に似ていることから「翡翠」と呼ばれるようになりました。
また、ヒスイは古くから宝石と珍重されてきた、歴史のある石でもあります。
日本でも、古くは縄文時代より装飾品として使われていたとされ、弥生時代にはおまじないや祈祷などの時に使う神聖な宝石として扱われていた歴史があります。
固く丈夫なため中国では細かい細工が施された腕輪や置物、また装飾品としてだけでなく器や杯として加工されたものも発見されていて日本以外の国々でも様々な形で珍重されていたのです。
このように古来より愛され、また神聖な石とされてきたヒスイですが、石はどのような意味を持つのでしょうか。
日本でもまじないなどに使われた歴史から分かるように、とても神聖な尊い石で、「豊穣、生命、再生」をもたらす石と信じられていました。
さらに、その歴史から現代でも「健康を司る」「幸運を呼ぶ」石とされています。
また、中国で、秦の始皇帝の埋葬にも使用された歴史があり、「この世とあの世を結ぶ石」「再生の祈念」といった神秘的な意味合いも多く含まれ、また西洋でも健康面で強い力を発揮する神秘の力を持つ石として好まれてきました。
このように美しく神聖な魅力で長い間高貴な人々に愛された歴史を経て、現代でもヒスイは魔除け・福徳・健康など万能のパワーを持つ石とされています。
ここ一番の時のお守りとして持つのも良いかもしれませんね。
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