オーストラリアのブリスベンウォーターでアコヤ真珠の養殖
オーストラリアの真珠というと白蝶貝からできる南洋真珠のイメージなのだが、オーストラリアでもアコヤ真珠を養殖しているという。そんな記事がThe Daily Teleglaphにのっていた。
Broken Bay Pearls at centre of new study
A LITTLE known business operating from a tiny shed in Brisbane Water estuary is producing some of the best cultured pearls in the world.
Broken Bay Pearls at Woy Woy is the only Akoya pearl farm in NSW and the annual pearl oyster seeding period is well underway this month.
The pioneering growing techniques used on the farm are leading a new way in cultured pearl production which is environmentally friendly and chemical free.
養殖場はブリスベン・ウォーターの河口とある。ニューサウスウェールズ州の唯一のアコヤ真珠養殖場。
Google Mapをみるとブリスベン・ウォーターはブリスベンではなく、シドニーから列車または車で一時間半ほどの場所にあるらしい。Google MapのBrisbane Waterには「Went fishing there」「Relaxing」というコメントがついている。
オーストラリア東海岸にもアコヤ貝が生息しているらしい。記事で取り上げられているBroken Bay Pearls社のサイト(http://brokenbaypearls.com.au/cultivation/)を見に行くと、設立が2003年と書かれている。かなり新しい企業だ。
また、中国や日本の養殖真珠は漂白(化学的な処理)がされているが、Broken Bay Pearlsの真珠はchemical freeと謳っている。マルチカラーのネックレスなどが売られていて、処理をしていないことを売りにしているようだ。
この写真で手に持ってるのは日本で「卵抜き籠」と呼ばれるもの。資材は日本とまったく同じ。
Broken Bay pearlsの卵抜き籠 The Daily Teleglaph
使ってる籠や網や道具がまったく日本と同じなのが興味深い。養殖に使う資材は日本から輸入しているのだろう。
Broken Bay pearlsの剥き落とし? The Daily Teleglaph
剥き落とし(収穫されて未だ選別されてない状態)がこの画像の通りなら凄く良い出来だと思う。小規模の養殖場のようだけれど、採算がとれているのなら、なかなか面白いなあと思う。
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