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9月の誕生石は、宝石の貴族、サファイヤ
サファイヤは、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと共に「四大宝石」と呼ばれ、宝石の中でも特別な地位を占めています。サファイアには「慈愛」・「徳望」・「誠実」などの意味があり、どことなく高潔なイメージを感じます。
9月の誕生石はサファイヤ、透き通るような青い色が魅力的な宝石です。
鉱物学的にはコランダム(酸化アルミニウム)という物質の一種です。
サファイヤはコランダムの中で宝石としての価値があって、赤色以外のものと定義されているので、実はピンクやイエローサファイヤというものも存在しています。
とはいえ最もポピュラーで珍重されるサファイヤは、やはり透き通るような濃紺や青紫色のものです。
ちなみに赤いコランダムは7月の誕生石であるルビーのことです。
ルビーとサファイヤは鉱物学的には親戚だといえるのです。
サファイヤは主にタイ、ミャンマー、インド―パキスタンにまたがるカシミール地方、スリランカ、オーストラリアなどで採れます。
産地により色合いが微妙に異なり、宝石としての価値も異なったものになります。
サファイヤは、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと共に「四大宝石」と呼ばれ、宝石の中でも特別な地位を占めています。
サファイアには「慈愛」・「徳望」・「誠実」などの意味があり、どことなく高潔なイメージを感じます。
ローマカトリック教会では聖職者の指輪に使われたりするほどです。
また貴族・王族にも好まれている宝石で、故ダイアナ妃の婚約指輪としてチャールズ皇太子から贈られたのもサファイヤでした。
さらに彼女の息子のウィリアム王子は、その母の形見の指輪をやはりエンゲージリングとしてキャサリン妃に贈っているので、英国王室は親子2代続けてサファイヤの指輪を婚約指輪にしたことになります。
サファイヤはパワーストーンとしての力も持っています。
特に表面にスター模様が現れたスターサファイヤは非常に珍重されており、表面から発する3本の光が「運命・信頼・希望」の意味を持っているとして、古来より愛されてきた歴史があります。
サファイヤは、単に美しいだけでなく豊かな伝承に彩られたポジティブなイメージの石です。
婚約指輪として贈るのにも良く、特に相手の女性が9月生まれだったら誕生石でもあるので、真にふさわしい宝石といえるかもしれません。