真珠が採取から出荷まで各種工程を経て市場で宝石として価値を持つまでの道のり
真珠がダイヤモンドやルビーなどの宝石と異なるのは、貝から採取される点です。
そのため他の宝石が鉱山などから採掘されるのに対し、海がこの宝石の生産の重要な拠点です。
まずは海底に生息する貝の採取から、生産工程が始まります。
出典:pixaboy-ジュエリー-真珠-バングル-ネックレス-チェーン-美しい-美容室より
天然物は価値が高く、また養殖技術の確立により安定した供給が実現しています。
海底から引き揚げられた貝より真珠を取り出した上で、塩や洗剤などを使って表面の汚れを落とします。
自然の貝から採取される宝石であるため、洗浄や染み抜きの作業が重要です。
こうして基本的な手入れが行われた後、工房へと出荷されます。
この段階で状態の悪いものはそのほとんどが除外されます。
工房での厳密な選別工程では、大きさや色、傷の有無などをチェックされ、いくつかのグレードに分類します。
さらにネックレスなどアクセサリーとして用いるものには穴あけや糸通しの加工作業を行い、その後市場に送り出されます。
真珠はそれぞれに品質にばらつきがあり、価値が異なります。
出典;pixaboy-ビーズ-ジュエリー-チェーン-ネックレス-真珠のネックレス-女性より
表面が滑らかで照りが良いものほど、価値は高くなります。
また層が厚く傷がないものほど、高値で取引されています。
加えて、サイズが大きいもの、ネックレスであれば玉数が多いものほど、値段が上がります。