覚田会長が養殖真珠の現状と展望語る。真珠養殖は参入しやすい事業なのか? 

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県真珠振興協議会の覚田譲治会長が「世界が認める三重の養殖真珠その現在・未来について」と題して講演したというニュースがありました。

養殖真珠、中国で人気 県振興協議会 覚田会長、現状と展望語る 三重

現状について「中国市場での人気向上に合わせて収入が増加し、技術革新が進む良い循環になっている」と話す一方、「母貝の調達が困難になっている」と指摘した。

伊勢志摩で生産しているベビーパールは世界的に認められていると強調。新規参入について収入や支出の採算シミュレーションを映し出し、「意外とハードルは高くない。参入しやすい事業かもしれない」と話した。「真珠養殖従事者の平均年齢は67歳。新規参入がなければ下がることはない」と訴えた。

「意外とハードルは高くない。参入しやすい事業かもしれない」とあるのですが、新規参入について収入や支出の採算シミュレーションは記事にはありませんでした。

収入や支出の採算シミュレーション、そこが一番知りたい部分なのです。

本当に参入しやすいのかどうか?

養殖真珠の価格は景気に左右されやすいです。また品質は天候にも左右されます。毎年安定して利益を出すのは難しい。また、売り上げが立つのは年に一度なので、かなりの運転資金が必要です。

また、災害の多い日本。リスクは高いです。台風や地震による津波が養殖場を直撃すれば、その年はもう売り上げ(浜揚げ=収穫)が激減です。

いろいろ考えれば、新規参入が増えないのも頷けるのです。

もし相談されたら、真珠養殖よりも他の業種を強く勧めます。またはせっかく真珠養殖をするのであれば、日本ではなく海外(新興国等)に出ていくべきだと思います。

 

日本の真珠養殖従事者平均年齢が67歳とは驚きです。年金をもらう年齢を超えています。(真珠養殖に従事しているお年寄りがさっさと引退すれば、平均年齢は一気にさがると思いますけど。)

 

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