アクセサリーとジュエリーの意味の違いに御用心

アクセサリーとジュエリーの意味の違いに御用心

アクセサリーとジュエリー。よく聞く2つの単語ですが、明確な差があることを知っていますか?

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アクセサリーとジュエリーの意味の違いは、本来的意味と派生的意味とで意味の違いがあり、
さらに、欧米での用法と日本での用法とで意味の違いもあります。

本来の意味って?

アクセサリーの本来的意味は、付属品や補助物のことですが、
派生的なファッション用語としては、装身具全般を意味します。
ジュエリーの本来的意味は、宝石製品や貴金属製品のことですが、
派生的なファッション用語としては、宝石や貴金属を用いた装身具を意味するはずです。

しかし、欧米での一般的用法として言えば、ジュエリーの意味は、
素材の種類に関わらず、装身具全般を指します。
したがって、使い分ける必要が生じて、宝石や貴金属を用いた高価な装身具を
ファイン・ジュエリーと呼び、
宝石や貴金属を用いない安価な装身具をコスチューム・ジュエリーと呼びます。
欧米でアクセサリーと言う場合、あらゆる分野の付属品全般(カー・アクセサリーなど)
を意味するのが普通であり、ファッション分野に限定しても、
バッグや帽子や手袋などを含む装身具全般を意味することがあります。
つまり、欧米での感覚としては、ファッション分野に限定しても、
アクセサリーと言えば、身に着けるもの全てを意味することが多く、
腕時計や靴さえも含まれることがあります。
このように、欧米でのアクセサリーの意味は、かなり広いことに注意が必要です。

日本と欧米でも意味が違ってくる…

一方、日本での一般的用法では、アクセサリーと言えば、
安価なコスチューム・ジュエリーを指し、
ジュエリーと言えば、高価なファイン・ジュエリーを指すことが多いです。
しかし、装身具の種類は細かく分ければ千差万別で、アクセサリーとジュエリーとで
正確厳密に使い分けられるはずはなく、その境界線付近では曖昧になります。
また、一般的ではないものの、日本でも欧米の用法に従う場合もあります。
その場合、欧米の用法を準用するにしても、コスチュームの本来的意味は「衣装」であり、
ジュエリーの本来的意味は「宝石」であって、コスチューム・ジュエリーが「安価な装身具」を
意味するのはどことなく不可解ですが、本来の意味に関係なく、社会に通用している一般的意味で捉えるしかありません。

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