時代に見るファッションの中の真珠の流行り
庶民のファッションに真珠が取り入れられるようになったのは、1915年以降からではないでしょうか?
この頃はシャネルがブランドとしてショップをオープンさせたことに端を発し、機能的で美しいラインがデザインされたスーツやワンピースに合わせる長くゴージャスなパールネックレスがかなり出ています。
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その後1950年代に入るとジバンシイの登場でまたパールのネックレスは注目を浴びます。
これは当時話題になった映画の衣装としてジバンシイの服が起用され、それに合わせたパールのネックレスが印象的であったことも理由の一つと考えられています。
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時代は変わり、1980年代にもやはりファッションにパールを取り入れる傾向が強くなりました。
しかし、過去の流行りとはやや異なり、ワンピースやスーツといったもの以外にジーンズにTシャツといったファッションにもパールのネックレスを合わせるという新しいテイストが表れます。
日本でも大正、昭和に入ると女性の憧れとして身につけたい女性は増え、戦後になると冠婚葬祭にも着けるのは一般的になってきました。
それ以前は和服に合わせる櫛などに真珠が用いられることもあり、時代を超えて愛され続けて来た宝石の一つなのです。