女性が喪服で真珠を身に付けるのはなぜ?
女性の喪服姿と言えば黒のワンピースなどのブラックフォーマル、そして真珠のアクセサリーを思い浮かべるでしょう。
本来葬儀では結婚指輪以外のアクセサリーは身に付けないのがマナーでしたが、オニキスやジェットなどの黒の宝石は着用が許されていました。
出典:www.isetan.co.jpより
しかしイギリス女王が葬儀の際にパールを身に付けていた事から貴婦人を中心に広く用いられる様になりました。
真珠は古来「月の涙」、「涙の象徴」とされ見た目も控えめなので付ける事が受け入れられていきました。
絶対に付けなくてはならないものではありませんが、洋装の場合は必ず付ける様にします。
洋服はジュエリーを付けて初めて完成する物なので、付けない事は故人や遺族に対して礼を欠く事になってしまいます。
派手にする必要はありませんが、控えめな物を一つ身に付ける様にしましょう。
一口に真珠と言っても大きさや色など色々な種類があります。
葬儀に用いられる物は色が白、黒、グレーならいずれでも良いでしょう。
大きさは7~8mm程度までとし、真円の物を選ぶ様にします。
出典:paluna.co-喪について
付け方としてはパールのネックレスは一連にします。
これは重ね付けが「不幸が重なる」という意味を持つため、弔事ではタブーとされているからです。
イヤリングやピアスの着用も可能ですが、できる限りシンプルな装いをする事が理想です。