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おばあさんから受け継いだ真珠とか言ってんじゃないよ!TASAKIの新クリエイティブ・ディレクターにプラバル・グルン。

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TASAKIが新クリエイティブ・ディレクターにプラバル・グルンを任命というニュースがありました。

 ジュエラーのTASAKIはニューヨーク・ファッション・ウィーク真っただ中の9月10日(現地時間)、ブランドの新たなクリエイティブ・ディレクターにプラバル・グルン(Prabal Gurung)を任命したことを発表し、同日夜の「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」2018年春夏コレクションで最初のジュエリー“シュルレアリスム”を発表した。(WWD JAPAN.com)

2018年春夏コレクション (WWD JAPAN.com)

 

これまでのTASAKIのデザイナーはタイ生まれアメリカ・ネブラスカ育ちのタクーン・パニクガルだった。旧来の真珠のイメージを壊す斬新なデザインが多かった印象。

新しく任命されたプラバル・グルンは”シンガポールで生まれ、ネパールのカトマンズで育ち、インドの学校で教育を受けた(ウィキペディア)”ファッションデザイナーらしい。なかなかかっこいいデザインです。

さてVOGUEの記事では。「The Prabal Gurung x Tasaki Fine Jewelry Collection Takes Pearls From Grandma to Glam

Not your grandmother’s pearls.の一文が。

おばあさんから受け継いだ真珠とか言ってんじゃないよ!とプラバル・グルンを起用したTASAKIが暗に言っておることがわかるわけです。(深読みしすぎ?)

What to expect from the Prabal Gurung x Tasaki fine jewelry collection? Not your grandmother’s pearls. Gurung, following in Thakoon Panichgul’s footsteps, is the second New York–based designer the Japanese company has tapped to create forward-looking pieces using its heirloom-quality gemstones.

2018年春夏コレクションについて、プラバル・グルンはTASAKIの長崎の真珠養殖場を見学した時にインスピレーションを受けたとありますね。(たぶん、長崎に伝説の海女はいなかったと思うが。。。)

「デザイナーはシュルレアリスムと日本の伝説の真珠採りの海女(Japan’s legendary Ama pearl-diving maidens)の2つの異なるインスピレーションを得た。」(以下引用本文)


The designer settled on two distinct sources of inspiration as he worked toward this goal: Surrealism and Japan’s legendary Ama pearl-diving maidens. To Gurung, images of these “mermaids” seemed “dreamlike, somewhere between the real and the surreal.” Dream states were also important to the Surrealists, like Salvador Dalí and Meret Oppenheim—creator of a fur-covered cup, saucer, and spoon—who created art that was disconnected from logic and the harsh realities of the early 20th century. “Dreamers Awake,” an exhibition of the work of contemporary female Surrealist artists at White Cube in London (which addressed the female gaze and its ownership), powerfully affected Gurung. “I became fascinated by the portrayal of these pearl-diving mermaids, but looking at them through a modern, feminist lens turned them into symbols of self-expression, resistance, irony. Thinking beings who beg the question of what the pursuit for beauty really means.”

そして、こうも書いてます。

“We only work with the highest-quality materials using ethical and sustainable production methods,” 

持続可能な生産工程(sustainable production methods)って今は外せない概念なんでしょうかねえ。

→前々回の記事「オーストラリア真珠産業をマリン・スチュワードシップ・カウンシル(MSC)が持続可能と認定。世界初。」参照。

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