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マイナビ2019からみる真珠業界と仕入れ国内トップ大月真珠の六次産業化とは?

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 12月から養殖真珠の入札会が始まっています。収穫(浜揚げ)された真珠が入札会にだされ、全国から集った業者によって買い付けらます。その真珠(原珠=げんだまと呼ばれる)が加工されてネックレス等のパール商品になります。

12月23日の伊勢新聞より

 伊勢 浜揚げ真珠の入札会 品質向上、盛り上がりに期待 三重

【伊勢】三重県伊勢市岩渕の真珠会館で22日、全国真珠養殖漁協連合会(全真連)の本年度の浜揚げ真珠入札会が始まった。

三重、佐賀、長崎、大分、熊本県の養殖業者から、5―10ミリサイズのアコヤ真珠が出品され、全国の真珠加工業者約50社80人が入札に参加。参加業者らは、真珠の色合いなど品質を確認し、買い取り希望価格を記入して入札していた。

さて、日本の入札会で一番、多く買い付けているのが大月真珠という会社です。

その大月真珠。

マイナビ2019で大月真珠のインターンシップ募集をしているのをみつけました。1月9日に更新されたようでキーワード検索にひっかかったのです。就活はインターンシップに参加して会社を知るという時期のようですね。

就活生の気持ちになってマイナビ2019(http://job.mynavi.jp/19/pc/)「真珠」で検索すると

大月真珠。TASAKI。ナガホリ。清美堂真珠。東京真珠。栄光真珠。(順不同)

の各社ができます。

ミキモトは登録されてるんですが真珠のキーワードではひっかりません。マイナビの登録システムは知らないのですが、ミキモトは検索キーワードに真珠を登録していないのかもしれません。

たしかに「真珠」で検索をして、真珠業界をめざす就活生はいるのでしょうか?とは思います。いないな。

普通の就活生はメーカー・商社・流通小売などの業種で絞り込んでいくのでしょう。

検索結果をみていて気づいたのですが、真珠関連各社の登録業種には「商社(アパレル・ファッション関連)」が必ずはいってます。

確かに現在の真珠会社の機能は商社だよなあ。

◇現在(2018年1月11日)、マイナビでインターンシップを募集しているのは、大月真珠とナガホリの2社です。

大月真珠のインターンシップの内容は

*インターンシップの内容*
・真珠選別加工体験
大月真珠では、どのように真珠のネックレスが製品化されていくかを見学した後、
実際にネックレス製作を行っていただきます。

・商品企画会議
自社オンラインショップ「Moon Label」の新作商品を販売する上での商品企画会議と、
販売戦略会議を行っていただきます。

面白そうじゃないか。

 マイナビの大月真珠の会社概要を抜粋します。

https://job.mynavi.jp/19/pc/search/corp71852/outline.html

「真珠のプロフェッショナル企業」大月真珠は、「シンジュ」の6次産業化成功企業です!

真珠業界においてほとんどの会社は、生産、加工、販売のいずれかを専門的に事業として行っています。その中で大月真珠は生産から販売までの一貫体制を取っており、当社の一つの強みとなっています。また取扱量についても、例えば全国の養殖地で開催されるオークションでは一級品の真珠の約40%を仕入れるなど(全国真珠養殖漁業協同組合連合会ほか全国合計)国内トップの実績を誇っています。こうした点から当社は業界でのプライスリーダー的役割も担っており、自社だけでなく真珠業界全体を牽引するという思いを持ち、常に品質の確保と安定供給に努めています。

ここにも「全国の養殖地で開催されるオークションでは一級品の真珠の約40%を仕入れ」と書かれています。

*オークションとははじめに紹介した入札会のことですね。ここで取り上げられている全国の養殖地で開催される真珠のオークションは競り上げ方式ではありません。同時競り合い方式(入札制)です。オークションというと勘違いされそうです。

 

◇ところで、リードに6次産業化成功企業とあるのです。

「6次産業化」。調べてみました。農林水産省のサイトhttp://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1202/a04.html

 農山漁村の「6次産業化」とは、どのようなことなのですか。

農林漁業者(1次産業)が、農産物などの生産物の元々持っている価値をさらに高め、それにより、農林漁業者の所得(収入)を向上していくことです。生産物の価値を上げるため、農林漁業者が、農畜産物・水産物の生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組み、それによって農林水産業を活性化させ、農山漁村の経済を豊かにしていこうとするものです。 「6次産業」という言葉の6は、農林漁業本来の1次産業だけでなく、2次産業(工業・製造業)・3次産業(販売業・サービス業)を取り込むことから、1次産業の1×2次産業の2×3次産業の3のかけ算の6を意味しています。言葉の由来は、東京大学名誉教授の今村 奈良臣(いまむら ならおみ)先生が提唱した造語と言われています。

 当初は1次産業の真珠養殖からはじまって、2次産業の加工、3次産業の販売へと乗り出したわけなので大筋では間違いではないのでしょう。が、現在の生産者が主役でない(所得があがらない)日本の真珠業界を考えると、最新の「6次産業化」への取り組みが知りたいところです。

ちなみに大月真珠の真珠養殖の会社は分社化して別会社になっています。真珠養殖希望者は子会社への出向になるようです。

◇製造と販売一貫体制といえば、参考までにアパレル用語のSPAの解説。

SPA
衣料品業界の「製造小売業」または「製造直販型専門店」のこと。衣料品の企画開発・生産・流通・販売といった各工程は、これまで別々の企業によって分業されていた。SPAとは、これら一連の業務を一貫して行う業態をいう。市場動向に応じた速やかな商品供給が可能になるため、機会損失や不良在庫をなくし、高い収益性が期待できる、とされている。
  (出典 ナビゲートナビゲート ビジネス基本用語集)

生産量が天候次第。材料調達(真珠貝)から完成品(真珠)までの生産工程(真珠養殖)が数年かかる。そういった川上(真珠養殖)まで含めてしまうと、一貫体制はむずかしいですね。

*せっかくなので就活生に有益なことを書こうと思ったけど無理でした。

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