真珠を珠江デルタに戻す男の話。
The World’s His Oyster: Meet the man putting the ‘pearl’ back in the Pearl River Delta
という記事。
「世界の彼の貝:真珠を珠江デルタに戻す男に会う」(Google翻訳)
記事には筏の上で貝掃除をしている「真珠を珠江デルタに戻す男」ヤン氏の画像。
その説明。
香港の農村部の東海岸の沖合に浮かぶいかだで、元投資銀行家の科学者ヤン・ワタット氏は、2,000個の真珠貝を忍耐強く削っていました。
香港の真珠養殖のことは2018年にも紹介しました。同じ会社ですね。
過去記事→ 香港の真珠養殖 科学的手法と最先端の識別技術で復活する!?
この時は真珠貝にICタグをつけるいうアイデアを面白いと思ったんですが、今回の記事は真珠の復活に焦点をあてているようです。(記事の中身は当時とそれほど変わりませんが。)
香港はかつての植民地時代の支配者によって東洋の真珠と呼ばれていました。国連の貿易データによれば、輸出は2016年に18億ドル(約1900億円)を突破し、真珠の世界最大の輸出入国であり続けています。
しかし、それらのどれも現地で生産されていません。乱獲と市場要因は、長期間にわたりこの都市での真珠養殖業を荒廃させました。(Google 翻訳を修正)
真珠の世界最大の輸出入国は日本じゃないの?と未だに思ってる人も多いかもしれません。
現在の日本の真珠の輸出額は300億円台で香港の6分の1程度。そして、日本から輸出される真珠の8割が香港向けです。(資料 PDF 神戸港の真珠の輸出について 神戸税関)
つまり、この記事は、
世界最大の真珠輸出入国の香港。歴史的には真珠(天然真珠)が取れた地域なのに、今は真珠を生産していない。珠江デルタに真珠を取り戻そう。
そういうテーマのようです。
香港では漁業従事者が減少していて、海面はがらがらのようです。
真珠養殖は香港の漁業コミュニティの間ではもはや一般的な知識ではありませんが、Leungは彼の成功した収穫が他の漁師が従うべき先例となることを願っています。(略) ヤン氏によると、最近では漁業に従事することを望む若者はほとんどいないため、市内水域にある約1,000隻の漁船の約90パーセントが未使用です。(Google 翻訳を修正)
「真珠養殖で収益があがることを漁師に示せば、収益源の多様化になるので、彼らは真珠養殖に興味を持つのではないか。とヤン氏は予測している」とのこと。
さて、香港(珠江デルタ)に真珠養殖業者は増えていくのでしょうか?