海洋持続可能性に焦点を当てた特別レポート(CIBJOパール委員会)
国際貴金属宝飾品連盟(CIBJO)が海洋持続可能性に焦点を当てた特別レポートを出したというニュース。
10月15日にコロンビアのボコタでCIBJOの会議があるとのことで、それに先立ってレポートがでたようです。
CIBJO Pearl Commission Special Report Focuses On Marine Sustainability
"Pearl farming has often been described as ecological aquaculture," notes Scarratt, quoting the Blue Pledge, a new initiative that aims to unite pearl farmers who actionably seek to contribute to the health of the oceans and the global climate.
"Pearl oysters are filter feeders that require pristine water conditions in order to produce high-quality pearls. They are also recognized as an indicator species, meaning that any decline in water quality has a direct impact on oyster health, pearl quality, and oyster mortality.
「真珠養殖はしばしばエコロジカルは水産養殖と言われている」とScarratt氏はBlue Pledgeの言葉を引用しています。健全な海洋と地球気候への貢献を目指す真珠養殖業者を結集するという新しい取り組みです。
「真珠貝が高品質真珠を産み出すためには、自然の水を濾過して(プランクトンを)摂食する必要があります。水質低下は真珠貝の健康、真珠の品質、及び真珠貝の死亡率に直接影響があることから、指標になる種として認識されています。
(日本語訳 Google翻訳を修正)pageshot of 'CIBJO-Special-Report-2018-Pearl pdf' 1ページ目
CIBJOのサイトよりPDFファイル原文→ CIBJO-Special-Report-2018-Pearl.pdf
日本の真珠養殖関連のニュースはいつも「伝統の」とか、「技術が途絶える」とか書くばかりで、日本の「海洋環境」について、「海洋持続可能性」について一言も触れないのは、何故でしょうか?
1995年のアコヤガイ大量死(感染症)はアコヤ真珠養殖の危機とされてますが、今、振り返ればまさしく「海洋持続可能性」の問題だったと筆者は考えます。
*国際貴金属宝飾品連盟(CIBJO) ヨーロッパを拠点とする団体。今日では世界中の多くの国がメンバーとなっている。その目的は業界の国際的な協力体制の推進、世界中で用いられる宝石分類法の統一化と普及など。
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