真珠養殖 歯医者さんの道具?
6月は珠入れ(春入れ挿核)も追い込みですね。梅雨に入ると海水温が下がったりと、成熟がとまって排卵が難しくなったりと、
真珠貝に影響をあたえるため、なるべく早く作業を終えたい時期ですね。
梅雨を終えると、再び、珠入れ(夏入れ挿核)の時期ですが、今度は、すぐに真夏の暑い日がやってきますから、
気温と海水温が上昇しはじめるまえに、あらかた終わらせなければなりません。
画像は真珠貝に挿核(たま入れ・核入れ)するときの道具です。
元歯医者さんが考案したから歯医者の道具に似ているんだとか
そう言われると似ていなくもないでしょ。
歯医者説ですが、やはり、元歯科医である御木本養殖場で研究していた、
桑原乙吉氏の手によるものが多いということなのです。
おそらくいろんな人が様々な道具を考案して、結果的に今のスタイルの落ち着いたと思われますね。
養殖業者は、各人、ペンチで角度を変えてみたり、ヤスリで形を整えたりと独自の工夫をしています。
画像のピンクの柄のものがメスです。
これで真珠貝の口の付近からメスをいれて生殖巣まで切り込みをいれて、
真珠袋をつくる場所をきめ
そこに外套膜*と核を挿入(黒い柄の道具)するのです。
生殖巣に核を入れる方式が、実は画期的で大正14年に7ミリの大珠が出たと記録に残っているようです。
7ミリが大珠って隔世の感がありますね。
いまではスタンダードのサイズが7ミリですから。
逆に6ミリ以下の高品質が品薄なくらいですね。
外套膜 5月21日のエントリー「真珠養殖歳時記 珠入れ(たまいれ)」参照
2009-06-02 21:52 パールミュージック ブログより転載
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