「真珠大量死」敗軍の将、兵を語る!!ってもう敗軍なのか。
アコヤガイ大量死の話題が日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」に登場。
このコーナーは倒産した会社の社長とかが登場すると認識していたが、今回の敗軍の将は「三重県水産研究所主幹研究員」栗山 功氏。
敗軍ですか、、、、、。
今回の「夏場にがいとう膜が縮む」などの症状は、赤変病とは明らかに違います。「例年に比べて水温が高かったことがアコヤガイを弱らせる原因になった」「春先にプランクトンが少なかったことがアコヤガイの栄養状態を悪くした」など、生育に影響を与えたかもしれない状況についてはさまざまなことが推測されています。それでもメインの原因は不明のままです。
メインの原因は不明なままであり、貝は免疫がつかないためにワクチンもない、「少しでも被害の少ない養殖方法を見つけていくことになります」と語っている。
時事ドットコムニュースより。
アコヤガイ生産量が全国1位の愛媛では7月下旬ごろから大量死が発生。9月末時点で、稚貝の養殖数は約1100万個と平年より7割近く減った。愛媛大学農学部の三浦猛教授によると、大量死は1996年以来。原因は特定できていないが「(餌不足や過密な養殖環境など)複合的な要因」(三浦教授)が疑われている。
大量死に伴う被害額は母貝と合わせて約3億円(9月末現在)。アコヤガイの被害は、多額の収益を生む真珠の生産減に直結する。
やはり、原因は特定できていない。
現状を愛媛の真珠養殖事情通に伺ったところ。
- 稚貝を育てて母貝として養殖業者に売る「母貝業者」はこれをきっかけに減るだろう。
- 来年の挿核に必要な母貝が確保できるか、養殖業者は神経質になっているようだ。(愛媛産は三重県にも供給している。)
- 廃業してしまわないように漁協は稚貝を配布している。
まだ、廃業しようという話は聞こえてこないということだった。これは死亡したのは稚貝が多く、真珠の入った作業貝(クロ貝)の斃死が少ないからだと思う。
本格的に母貝が不足する再来年には真珠養殖業者の廃業が増えるかもしれない。