バリ島の真珠貝養殖場は持続可能な宝石の供給を目指す。
バリ島の真珠は持続可能な養殖を目指してます。という記事。
A pearl oyster farm in Bali aims to be a sustainable source of the jewel
インドネシアのバリ島の北海岸にある真珠貝養殖場は、南洋真珠を生産する生物の持続可能な供給源の確立に取り組んでおり、宝飾品での使用が評価されています。
しかし、業界の急速な成長は天然貝の個体数に打撃を与えており、真珠の品質も低下しています。
これに対応して、インドネシアが真珠貝繁殖構想を開始しました。
インドネシアは南洋真珠の世界最大の生産国であり、世界の供給の43%を占めています。
上記の引用。Google翻訳をもとに修正したもの。
Google翻訳は“pearl oyster”をアコヤガイと変換してしまうのです。日本ではそうだけど、世界では真珠貝はアコヤガイとは限りません。
この記事の“pearl oyster”は白蝶貝(シロチョウガイ)のことですね。南洋真珠です。
バリ島の真珠養殖 https://news.mongabay.com/自然を相手にする真珠養殖。その養殖がSustainable=持続可能かどうかが、最近は重要事項になっています。
天然のシロチョウガイは真珠養殖のために採取されて少なくなってきて持続可能性に疑問符がついたのでしょう。真珠の品質も低下しているとあります。
このバリ島の真珠貝養殖場は天然の稚貝を育てるのでしょうか?人工採苗でしょうか?
現在の日本のたいていの真珠貝=アコヤガイは人工採苗です。タンクの中で産ませた粟粒のような稚貝を海に出して育てます。
人工採苗の落とし穴の一つは、成功すれば供給が簡単になり、養殖貝数が漁場の適正貝数より多くなるおそれがあることです。養殖場が過密状態になると餌となるプランクトンが足りなくなり、真珠貝の死亡が増えたり、真珠の品質が低下してしまうのです。これは日本の例ですが。