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御木本真珠島と海女

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パールミュージックブログとのマルチポストです。

三重県鳥羽のミキモト真珠島に行くと海女の実演がありますね。白い磯着を着て海にもぐるショーです。 真珠養殖といえば、この潜水ショーを思い浮かべるかたが多くて、私も幾度か、職業を告げたあとに 「普段は潜ってるんですか?」 と聞かれたれたことがあります。

潜りません

ミキモト真珠島のサイト ↓ ミキモト真珠島

(略) かつて、海女は真珠の養殖にとってなくてはならない存在でした。海底に潜ってアコヤ貝を採取し、核入れした貝を再び海底へ。また、赤潮の襲来や台風の時には、貝をいち早く安全な場所に移すなど、海女の活躍がなければ養殖真珠の成功はありえなかったことでしょう。 今は養殖技術が発達し、海女の必要性はなくなりましたが、真珠養殖を支えた海女の活躍を記念するために、真珠島では海女の実演を行っています。むかしながらの白い磯着の海女がみられるのはここ真珠島だけになりました。
www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/ama/index.html

もともと伊勢志摩の海女はあわび採りが専門だったのです。あわびの副産物として、真珠が採れたので、昔から、海女=真珠というイメージがあったようです。 明治の頃、アコヤ貝を生育するときには、小さな貝を海に撒いて、大きく成長してから、潜って採集してました。それであわび採りの海女が活躍するわけですね。 大正時代にはいって、 ロープを(青竹を使ったりしたようです)を海に浮かせて、そこに貝を入れた網を吊り下げる。 という画期的な方式が導入されたました。(この方式は牡蠣養殖に転用されました、今でも、的矢牡蠣として有名です。) そうして海女の出番はなくなったのですが・・。

上記の説明で”むかしながらの白い磯着の海女がみられるのはここ真珠島だけになりました”なんて、書いてあります。

実は明治の頃は海女は上半身は裸で腰巻だけで潜っていたのですね。

御木本幸吉氏が外国人が見学にくるので、海女が裸だとみっともない、と考えて、白い磯着を着せるようにしたと言われています。そうして磯着が広まったんです。

というわけで、”むかしながら”、というのも、”ここ真珠島だけ”というのも微妙な感じですね。100年前は磯着は存在していなかったし、もともと磯着の発祥自体が真珠島だと思われるからです。 ミキモト真珠島は海女実演ショーも面白いし博物館も面白いので、伊勢志摩にお出かけの際には是非立ち寄って下さい。

パールミュージック ブログ担当 ナカミチ


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