淡水真珠の郷で水質をキレイにする秘密 中国の淡水真珠養殖と環境問題
現在も淡水真珠生産量世界一は中国です。そして一番の産地は浙江省です。
画像は中国最大の生産地、山下湖村の真珠養殖場。(http://www.ctpsp.com/xczjs_xx.asp?id=2136)
浙江省山下湖の真珠養殖場その中国浙江省。1月16日にこういうニュースが出ていました。
【网络媒体走转改】“淡水珍珠之乡” 水质变清的奥秘
中国語は不得手なのですが、ネット翻訳の力を借りて読んでみると
「“淡水珍珠之乡” 水质变清的奥秘」とは「淡水真珠の郷 水質をキレイにする秘密」
くらいな意味でしょうか。
浄化装置の導入によって汚染された水質がキレイになったという記事のようです。
水質浄化装置◇淡水真珠養殖と環境汚染
真珠養殖=きれいな環境というイメージが一般にはあると思いますが、実は、中国の淡水真珠は、数年前から環境汚染を引き起こしたとして問題にされていたようなのです。
という真珠養殖関連の記事が出ていました。浙江省環境保護庁の環境ニュースです。
淡水真珠の収穫
“诸暨人带来了财富,也带来了污染。”真珠養殖は富をもたらしたが、環境汚染ももたらした。と記事にはあります。
富栄養化が問題になってるようです。真珠貝(ヒレイケチョウガイ)の餌となるプランクトンを増やすために鶏糞等々の肥料を養殖池に投入したりします。水が汚れ過ぎたなら水の入れ替えもするでしょう。河川は 一気に富栄養化しますね。
また、真珠を洗ったあとの水や、真珠加工時の漂白剤など、真珠養殖に係る様々な環境汚染が指摘されているようです。
上の画像は収穫の光景です。積まれているのはすべて真珠の入った貝です。収穫された後のこれらの貝も腐敗して悪臭を巻き起こしたに違いありません。
“减少的是面积和产量,提升的是科技含量及产品附加值,这是珍珠行业的供给侧结构性改革。”郦华辉说。
「改革をし、養殖技術を向上させ付加価値をつけて、養殖場面積と収穫量は減らしていく」
という意味のコメントで記事は締めくくられているようです。 (私が中国語が読めないために消化不良のエントリー。ご容赦を。)