読書「我が国の真珠産業・真珠政策と真珠振興法」

「我が国の真珠産業・真珠政策と真珠振興法」は2017年2月発行。

タイトルに真珠政策と真珠振興法とある通り、2016年に真珠振興法が成立したことを記念？して発行された本です。

　この本の存在は発行当時から知っていたのですがあまり食指が動かず、しかしAmazonの古本にも安く出てこないし、真珠というのはマイナーなテーマなので入手困難になるかもしれず、定価で買ったという次第です。電子化されないよね。

Amazon内容紹介から抜粋

(略)先の通常国会において、「真珠の振興に関する法律」が成立した。
本書では、「『真珠振興法』立法の経緯」、「本邦の真珠養殖の歴史」、 「真珠産業の発達史」などを豊富な資料とともに解説し、 今後の課題にいたるまで広範な議論をも展開する、 わが国の真珠産業の現在・過去・未来を網羅、総括した一冊。 関係行政、団体の最前線の主導者からは推薦辞が寄せられ、 本書のみならず、わが国の真珠振興全体へのエールとなっており、 わが国の真珠産業の振興を牽引していこうとの決意の書である。

上記引用で触れられている「本邦の真珠養殖の歴史」と「真珠産業の発達史」。それ自体は既知の内容で新視点はないですが。それでも一冊の本にまとまると手軽に一読できて便利ですね。

面白かったのは各界の人が真珠振興法(真珠業界の現状)について意見を述べ合ってる（討論にあらず）ところ。

日本真珠振興会会長や全国真珠養殖漁業協同組合連合会会長や農林水産省長官、経済産業省製造産業局長、そして真珠振興議員連盟の衆議院議員が意見を述べているわけです。

面白いといっても、ぜんぜん目新しいことは言っていないのです。

今でもそんな感覚なんだという気づきがありますね。なんかもやもやするのは、切迫感が感じられないということかもしれません。

最近の真珠関連のニュースを思い出すと、この中で触れられていることが実施されている様子ですが。

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