#真珠　花珠って？

花珠ってなんですか？「花珠　はなだま」の話し。

真珠の収穫である浜揚げのとき、真珠貝の中から集められた数千個の真珠の中に一粒、二粒、綺麗で目立つ真珠がある。

それを指して「はなだま」と呼んでいました。

しかも、「はなだま」はその年の真珠の出来がよくないと出てこないんです。あるいみ、豊作のしるしですね。

転じて、

一番、品質のいいアコヤ真珠をあらわす言葉として「はなだま　花珠」という言葉がいわれるようになったんですね。

ひらがなで「はなだま」と何度も書きました。

今では、花珠という表記が定着した感がありますが、私（真珠養殖業者）にとっては「はなだま」と音で呼んでいただけなので、

じつは漢字は気にしてませんでした。

「華がある」なんていう言葉もありますし。

「華珠」でいいかもしれませんが、これじゃあ、中華料理みたい。

「花珠真珠」という言い方はここ２０年くらいの間だと思います。

個人的には１９９０年の岩崎良美主演の「花真珠」（神戸の真珠業界を舞台にしたドラマ）あたりからだと思うのですが、

ドラマの内容とか覚えていないので調べたんですが詳細は不明。たまたま時期が重なっただけで特に因果関係はないかも。

単なる私の想像ですから。（実はWIKIには私が書きました。）

鑑別書の話しとかテリ・キズ・色などの品質基準については、また違うエントリーで。

2009-6-3 パールミュージックブログより転載