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西日本豪雨で被災した真珠。関連ニュースから。

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8月4日のYOMIURI ONLINE。西日本豪雨の真珠養殖への影響を懸念するというニュースがでてました。

「貝を開けるまで怖い」海に泥、真珠に影響懸念

海に流れ込んだ泥などが、アコヤ貝の生育を妨げるのではないかと、生産者からは不安の声が上がっているということです。

 深浦地区や湾を挟んだ白浦地区などでは、多数の土砂崩れが発生し、大量の泥が海に流れ込んだ。

 海水に泥が混じると貝が泥を食べて死んでしまう恐れがある。また、「巻き」と呼ばれる真珠層が積み重なる厚みがなくなり、真珠の出来が悪くなる。男性は「貝が持つ生命力に懸けるしかない」と切実な表情で語る。

 前回のブログでも書きましたが、アコヤガイが弱ると、真珠の巻き(真珠層の厚さ)に影響します。浜揚げ珠(収穫された真珠)の品質に不安がよぎるのもうなずけます。

そして断水の影響が。

 核入れには一定の真水が必要で、道具や器具を洗浄するにも真水が欠かせない。県漁業協同組合連合会宇和島支部によると、吉田町では7業者が真珠養殖を行っているが、水が確保できないことで作業への影響は避けられないという。

貝を開けてみるまで被害の全容はわからないが、生育が悪ければ価格低下などの影響は避けられず、長年築いてきたブランドを傷つけかねない。

「貝を開けてみる」というのは浜揚げを指しているのでしょうか。12月から翌年1月頃ですね。試験剥き(試験的にアコヤガイから真珠を取り出して品質をチェックする)のことなら秋の終わり頃。

愛媛ブランドの価値が棄損されるとは思いませんが、もし、大幅に生産減となれば他の産地(中国等)にシェアを奪われるなどの影響がでるかもしれません。

 

8月6日の愛媛新聞に東京での宇和島支援イベントのニュースがありました。

東京で展示販売会真珠ブランドが宇和島支援イベント

 西日本豪雨で被災した真珠の主要産地愛媛県宇和島市を支援しようと、パールジュエリーブランドによる展示販売会が5日、東京・南青山のギャラリーであった。収益の一部を義援金として同市に寄付する。 

宇和島市出身のジュエリーコーディネーター大石直樹さんが企画したとのことです。

 大石さんは「災害で真珠の養殖業者にも影響があり、東京から何か支援できないかと思った。一日も早い復興を心から願っている」と話した。(略)

私も一日も早い復興を願っています。

 

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