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伊勢志摩サミットから1年。細厘の真珠が注目された?!

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伊勢志摩サミットから1年たち、観光効果は「賢島の一人勝ち」 というニュースがありました。

三重の名産の数々が売上を伸ばしているそうですが、個人的にはマレーシア、クアランプールのisetanに行ったときに、地下の日本酒販売コーナーに「作」がディスプレイされてたのが印象的でした。

伊勢志摩サミット1年、観光効果は「賢島の一人勝ち」
 三重県志摩市で昨年5月に開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)から5月26日で丸1年。サミット会場となった賢島はいまも多くの観光客でにぎわい、各国首脳やその配偶者たちをもてなした三重の名産の数々は売り上げを伸ばしている。しかし、一過性の需要にとどまるケースもあり、サミット効果は地域や施設によって濃淡が大きい。「波及効果は、まだら模様」(三重県の鈴木英敬知事)というのが現状だ。県は「ポストサミット」の経済効果を2020年までに約1489億円ともくろむが、サミットで得た遺産を生かしながら伊勢志摩の魅力を国内外に発信し、その取り組みを持続させていくことが目標達成のカギを握っている。
http://style.nikkei.com/

伊勢志摩といえば真珠(今でもこれは有効でしょうか?)。真珠関連の話題ですが、サミットに参加した首脳たちの胸元を飾ったラペルピンが完売したとあります。このラペルピンには細厘と呼ばれる3ミリから5ミリくらいまでの真珠が使われています。

伊勢志摩サミットのラペルピン 伊勢志摩サミットのラペルピン
画像http://www.fashionsnap.com/news/

 

 

例えばラペルピン。全国でもほぼ英虞湾でしか生産されない3~5ミリのベビーパール7個があしらわれたもので、三重県真珠振興協議会が昨年6月に一般向けに発売したところ、これまでに2800個をほぼ完売し、約2億円を売り上げた。「このサイズの真珠が非常に注目され、今冬の真珠の入札会では引く手あまただった」と三重県真珠養殖連絡協議会の山際定会長は顔をほころばせる。もともと県産ベビーパールの最高級品は高値で取引されてきたが、新たな需要が増え、2番手のグレードのものでも例年に比べて2割増の高値がついた。
http://style.nikkei.com/

この細厘珠(*ベビーパール)。

上記の記事に「新たな需要が増え、2番手のグレードのものでも例年に比べて2割増の高値がついた」とあります。

2番手のグレードの真珠は一番手のものよりも生産量全体に占める割合が大きいので、2割増で生産者にとっては、かなりの売上増になったと思われます。

価格が高いとなると、次の年には他の養殖業者がこぞって同サイズに挑戦するものですが、細厘珠は一般的な6ミリ、7ミリサイズの真珠とは挿核技術が異なるため参入されにくいでしょうね。

 昔は真珠ネックレスのクラスプには細厘の真珠が一粒付けられていたものです。最近は付いていないものも増えました。流行もあるのでしょうが、細厘の真珠が品薄で価格が高くなったこともあるでしょう。

*ベビーパール 日本のアコヤ真珠の細厘珠が品薄になったため、淡水真珠が代替品として使われることがあります。この真珠もベビーパールと呼ばれることがあります。

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